頑固さを抑えれば、分野を問わずトップに立つ

土星人は、生まれつき独創性や創造力を備えています。他人とうまくつき合っていくことが苦手な土星人ですが、創造的な世界では、秘められた能力が表面にあらわれてきますので、周囲の人からもその力を認められ、人の上に立つ人物になることも可能です。

とくに、企業の研究所などで新しい製品の開発にあたったり、ファッションをはじめとして、いろいろなデザインを手がけたりする仕事が適しています。それも、チームを組んでやるというよりも、ひとりで好きなようにすすめていける会社や部署のほうが、土星人の持っている力を十分に発揮することができます。

たとえチームの一員として実力を認められたとしても、結局は自分中心でなければ気が済まなくなるので、どうしてもチームワークを乱してしまいがちです。

どこまでも自分の主張を押しとおそうとする頑固な一面が出過ぎたときは、要注意です。周囲の同僚や後輩とのコミュニケーションがなくなってきたり、上司から理解されていないと感じはじめたら、危険信号と見てください。一度チームワークを乱してしまうと、いくら才能があったとしても、その実力を発揮することすら困難になるでしょう。

土星人が、持ち前の才能を活かし、人を使う立場になるためには、頑固な自分を自制するだけでなく、精神的な修行を積んで、我がままなもうひとりの自分と闘い、それを乗り越えることが必要です。会社にとっても本人にとっても、土星人にはできるだけひとりでやれる仕事を与えるようにするといいでしょう。

もともと、土星は《中天に位置する星」としてリーダーの資質を備えていますから、どの世界でも、ひと角の人物になれる素質は十分にあるといえます。

そこで、土星人の才能を活かすには、男性ならシステムエンジニア、学者、作家、航海士、自動車の設計技術者、カメラマン、広告デザイナーなど、ひとりで黙々と目標に向かう職業が適しています。また、勘が鋭く一発勝負に強いため、その特質を活かした相場師やイベントの企画に携わるのもいいでしょう。

女性の場合は、宝石デザイナー、スタイリスト、ヘアデザイナー、ブティック経営など 美”に関する職業で、独創性や先見性が要求される分野が合っていそうです。そのほか、陶芸家、プログラマー、オペレーター、翻訳家、童話作家などの仕事に就くと高い評価を得ることができます。