仕事と家庭のバランスがポイント

職場や人づき合いの中で、潔癖さや正義感を押しとおそうとするために波風を立ててしまうことをよくわかっている土星人なら、常に自制するよう自分自身に言い聞かせているでしょう。そのため、どうしてもストレスがたまってしまい、心の許せる相手のいる家庭が、唯一の安らぎの場所となってきます。

女性なら、かならず夫を立て、家庭をうまく切り盛りしようと努力するでしょう。
出産後、子育てに気をとられ夫をないがしろにするということもありません。典型的な良妻賢母として、家族に尽くすことに幸福を感じるようになるのが土星人です。男女を問わず、家庭は守るべき城であり、大切な場所となるでしょう。

とくに、陽(+)の人の場合、こうした傾向が強く出てきます。 結婚や家庭生活で、これといった問題を抱えることもありません。結婚相手を選ぶ際にも、また結婚後も人生を狂わすような問題に直面することは、そうありません。

ところが陰(-)の人は、陽(+)の人とはまったく違い、結婚が何かとネックになってきます。自分の理想にかなう相手を選んでいるうちに婚期を逃し、生涯独身で過ごすといったケースも少なくないようです。

ですから、お見合いの話には、できるだけ耳を傾けるよう心がけてください。そのときは結婚する気がなかったとしても、長い目で見れば、早いうちに身を固めたほうがいいのが土星人(-)なのです。とくに女性の場合は、適齢期の過ごし方によって、一生が決まってくるといっても過言ではないでしょう。
また、殺界、の期間に入ると、結婚話がこじれてしまったり、家庭内がギクシャクしてくるのも大きな特徴です。

育児と家事をうまく両立させることができず、その責任を夫にかぶせ、みずから夫婦ゲンカの種をまいてしまうこともしばしばです。育児で手いっぱいのはずなのに、結婚前の職場に復帰したくなったり、パートやアルバイトをはじめたいと思うようにもなります。それが原因で別居するようになったり、離婚の危機に発展したりすることも少なくありません。

育児と家事の両立さえ大変なのに、仕事もしたいというのは、それこそ家庭崩壊につながります。家庭を第一に考えるなら、とくに土星人(-)の女性の場合は、仕事に就くのは避けたほうがいいでしょう。男性の場合でも、仕事第一になってしまい、あまり家庭をかえりみない夫となるケースが多いようです。