月

月(月の女神セレネ/アルテミス)

●プラスの影響:繊細さ、子煩悩、感受性、直感

■マイナスの影響:不機嫌さ、神経質、感情的

太陽の光を受ける月は、地球の周りをまわる唯一の衛星であるという点で独特の存在です。
月の影響は、本質的に受容的であり、理性ではなく感情に働きかけます。月は、感情的な要求と直感を表し、水の元素を支配しています。海や潮の干満、そして夜の世界を支配しているのです。

神話では、イシス、イシュタール、アルテミス、ダイアナなどは、月の女神です。昔から、月は女性的なものと結びつけて考えられてきました。またギリシャのガイアという概念と調和しています。直感や霊的な力と結びつけて考えられることも多く、民話や詩、伝説に多く登場します。月の神的な影響は、女性、受胎の周期、受胎、誕生、母、自然の豊潤さなどを通して描かれてきました。

また占星術では、月を無意識の反応や主観的体験を表すものとしてとらえます。また、基本的な欲求を満たしたいという無意識の願望に影響を与えるのも月であるとされています。月は、私たちのさまざまな緊張を受けて、それを外に向けて発散するように働きかけます。また、月は感情の起伏にも影響を与えます。月は、かに座の支配星です。