木星

木星(大神ゼウス/ユピテル)

●プラスの影響:真実を求める気持ち、寛大さ、理想主義、楽観主義、長い旅、高い学習意欲

■マイナスの影響:大げさ、過度の膨張、場違いな楽観主義、強欲

木星は、太陽系の中では最大の天体です。ローマ・パンテオンの支配者に因んでジュピター(ギリシャではゼウス)と名づけられた木星は、神話の世界では、英知、勝利、正義と関係があります。その大きさを保つために、ジュピターは、膨張するかのように実際よりも大きくみせようとします。自分の限界以上の能力、より大きなものを目指す力を象徴し、そのために必要な楽観的な気持ちと最後までやり通す自信を備えています。

物事の持つ意味とより大きな真実を追い求める気持ちは、ジュピターが哲学的に人生と向きあっていることを示しています。多くの知識を求める気持ちは、より高度な教育を意味し、大学や心の師を求める気持ちへとつながっています。さらに正義を象徴するジュピターは、法制度、法廷、法律、規則などと深い関わりがあります。

木星は、知性、感情、精神などの成長と関連づけられているだけでなく、大きな財産や豊かさとも関連づけられています。木星は、多くの経験をしたいという気持ちや遠くの見知らぬ土地へ旅をしたいという気持ちを刺激します。しかし度を越すと、強欲、強すぎる楽観主義、不誠実、過度の自我に結びつきます。木星の最もよい面は、知性と信望。これが理想を現実のものとする力となって表れます。木星は、いて座の支配星です。