理性を重視し奔放な恋愛を嫌う良識派
六星人の中でも、とくに恋愛ベタなのが木星人です。恋愛は、時には感情に身をまかせたり、タイミングをうまくとらえたりすることが重要になりますが、物事を論理的に考え、計画的にすすめなければ気の済まない木星人は、感情よりも理性を優先するため、そのタイミングをはずしてしまうことが少なくありません。
木星人は、好意を持っている異性から告白されても、即答することなく、ルックスや家柄、社会的地位や収入など、相手が理想の条件を満たしているかどうかをじっくり検討します。そして、あれこれ迷った末、交際を決意するころには、自分の気持ちが整理され過ぎて、肝心の恋愛感情が冷めてしまっているということが往々にしてあるのです。
また、なかなか煮え切らないあなたの態度に失望し、相手が離れていってしまうケースもしばしば見受けられます。
交際がスタートしたとしても、こうした慎重な姿勢が、相手を知らず知ずのうちに傷つけていることもあります。あなたは相手を気遣って、理性的に接しているつもりであっても、相手はそれを冷たい、と感じて、自信を失ってしまうことがあるからです。
これでは、せっかく相性のいい相手に出会ったとしても、あなたがその人を本当に必要としていると気づいたときには、相手はすでに去った後だった、という悲しい結果に終わってしまうことも十分に考えられます。
こうした経験を重ねるせいか、いざ結婚を決めるとなると、恋愛よりもむしろ、はじめからおたがいの条件がわかっているお見合いを好む人が多いようです。そして、そのことが、そのまま木星人のセックス観にも大きな影響を及ぼしています。
木星人は、セックスに関して、あまりに開放的な最近の風潮に流されることはありません。たとえ婚約している相手であったとしても、最後の一線を越えることはできないのです。
女性の場合、結婚後、貞淑な妻であろうと努力するでしょう。ほかの面では一生懸命に尽くすあなただけに、夫はそんなあなたのベッドでの態度に困惑してしまうかもしれません。そして、あなたの愛情を疑うことにも……。
理性を保つことも大切ですが、おたがいの愛情を高めるためには、時には自分から積極的に相手を求めるのも大切だ、ということを忘れないでください。