財運を呼ぶ得な精神力とカリスマ性
水星人は、家庭運、結婚運に乏しいという宿命を背負っているかわりに、ほかの面では相当な強運に恵まれています。
その最たるものが財運です。幼いころから母子家庭や父子家庭、あるいは天涯孤独に育っていても、不思議とお金には困りません。金銭面だけ見れば、笑いが止まらない人生といえるでしょう。
財運を活かす職業として筆頭に挙げたいのは、不動産関係の仕事です。ひと山当てる。という表現がぴったりくるほどの大儲けをする可能性があります。
また、歌手や俳優、スポーツ選手といった人気稼業と呼ばれる職業にも向いて
います。そういった世界は、外から見れば華やかですが、じつはとても厳しい仕事なのです。浮き沈みの激しい世界で人気を維持していくためには、悲壮ともいえるほどの孤独感に耐えながら、自分の目標に向かってすすんでいくだけの強い意志と、強烈な個性が必要とされます。
水星人は、自分の才覚を発揮していくのに必要な強靭な精神力とカリスマ性を生まれつき備えているので、大衆の人気を得て、スターになれる可能性が高いといえるでしょう。その証拠に、俗にビッグスター」と呼ばれる芸能人の多くが、この水星人です。
そうした意味で、男性の場合、俳優、ミュージシャン、インテリアデザイナー、カメラマン、イラストレーター、フリーライター、コピーライター、広告関係、アパレル関連、金融業といった仕事が向いています。
また女性は、芸能関係のほか、ファッションモデル、コーディネーター、ヘアデザイナー、各種インストラクター、プティックや美容院の経営など、女性としての魅力を十分に活かせる仕事が適しています。
しかし、水星人の並はずれた強い財運は、人間的愛情の欠落という大きな犠牲のうえに成り立っています。逆にいえば、お金のためなら何でも犠牲にできるという考えを持てるからこそ得られるのです。
しかし、金は天下の回り物という言葉があるように、お金は自分ひとりのところにとどまるものではありません。相手がいて初めて、商売も事業も成り立つのです。そうしたことをよく理解せずに、いわゆる守銭奴 になりがちなのが、水星人の大きな欠点であることを忘れないようにしてください。