プライドが高く、フィーリングまかせの行動派

火星人は感受性が鋭く、自分自身の世界をとても大切にします。人見知りも激しいため、他人にはなかなか心の内を見せようとしません。ですから、初対面で、しかもプライバシーに踏み込んでくるような人とはつき合おうとしないでしょう。たとえつき合ったとしても、火星人はプライドが高いため、出会ってから打ち解けるまでに、かなりの時間がかかってしまいます。

しかし、第一印象や外見だけで人を判断しないのが火星人のいいところです。その人の本質を鋭く、しかも素早く見抜き、本物は本物、メッキはメッキというように見分ける能力に優れています。

このように、人に対しては慎重な半面、行動はフィーリングを大切にし、何よりも自分の感性を優先します。
金銭面でも、気に入った物を見つけると、後先考えず、つい衝動買いをしてしまいます。それでいて飽きっぽい面があり、また別の物がほしくなります。その結果、火星人のふところは温まる暇がないといった感じになりがちです。

当然のことながら、お金を貯めるのは大の苦手といってもいいでしょう。
ただし、一度、はじめたことは最後までやりとおす意志の強さがあります。 中途半端でよしとすることは、まずありません。

たとえ思いつきで行動したことだったとしても、何があっても目的を達成するまでは忍耐力を発揮して、頑張ろうと努力します。このような性格は、他人から見ると、何を考えているのかよくわからないうえに頑固者にも見え、つき合いにくい人という印象を与えがちです。

また、心の内をなかなか明かさないため、人から信用されにくい面も少なからずあります。しかし、他人にどう思われようと、火星人はまったく気にしません。「人は人、自分は自分」と、きっぱり割り切っていますから、周囲の反応や批判などに動じることもありません。

このように、自分勝手で我がままな人に見えますが、お酒でも飲みながらの打ち解けた雰囲気だと、火星人は自分をありのままにさらけ出そうとします。そして、いったん心を開いてしまえば、生涯、親友としてつき合い、相手の信頼を裏切るようなこともないでしょう。一度契りを結んだら、とことんつき合うのが火星人なのです。